Claude API の料金の考え方と、使いすぎを防ぐ上限設定

コース6 API編 3 / 13・読む時間 約8分・最終確認日

このレッスンの要点

  • 料金は使った量(トークン)で決まり、送る量(入力)と返ってくる量(出力)で単価がちがいます。数字は公式の料金ページで
  • 料金は前払いのクレジットから引かれ、なくなると止まります。自動チャージは便利ですが、キーが漏れたときの請求に注意
  • 使いはじめる前に「支出上限」(Spend limits)で月の上限を決め、「API 使用状況」と「コストと支出」の画面で使った量を見ます

料金は「トークン」で決まる

API の料金は、使った量で決まります。量はという単位で数えます。トークンは、AI が文章を読み書きするときの文字のかたまりです。同じ文章でも、モデルや言葉によって数が変わります。

料金はモデルごとに決まっていて、送る量(入力)と返ってくる量(出力)で単価がちがいます。いまの数字は公式の料金ページと公式ドキュメントの料金のページで確かめてください。

入力あなたが送る文・資料(入力トークン)
Claudeモデルによって単価がちがう
出力Claude が書いて返す文(出力トークン)
「何を・どれくらい送って、どれくらい書いてもらうか」で料金が決まります。

公式は、節約のコツとして、用途に合ったモデルを選ぶこと、同じ前置きをくり返し送るときはキャッシュを使うこと、急がない処理はまとめて送る(Batch)ことを挙げています。

前払いのクレジット

API の料金は、前払いのクレジットから引かれます。Console の「請求」(Billing)のページで「クレジットを購入」(Buy credits)を押して買います。料金がかかるのは成功した呼び出しだけで、クレジットがなくなると、API も playground も止まります。

知っておくこと中身
買ったクレジットすぐ使える。買ってから1年で使えなくなり、返金はできない
自動チャージ(「自動リロードを管理」。auto-reload)残高が決めた額を下回ると、決めた額まで自動で買い足す
Max・Team の毎月のクレジット買ったクレジットより先に使われる。翌月に繰り越さない
自動チャージは便利ですが、キーが漏れたときに大きな請求につながることがあります。

使いすぎを防ぐ上限を決める

いちばん大事なのは、使いはじめる前に、月の上限を決めておくことです。「請求」(Billing)のページの「支出上限」(Spend limits)で「制限を調整」(Adjust limit。まだ決めていなければ Set limit)を押して、月にいくらまで使ってよいかを決めます。上限は毎月1日(UTC)にリセットされます。同じページの「メール通知」で、月の支出が決めた額に届いたときに知らせを受けることもできます。

1「請求」(Billing)のページを開く
2「支出上限」→「制限を調整」
3月の上限を入れて保存
上限に届くと、エラーが返って呼び出しが止まります。思わぬ使いすぎの歯止めになります。

ワークスペース(用途ごとの区切り)を作っている場合は、ワークスペースごとにも月の上限と、決めた額に届いたときの通知を設定できます(はじめからある Default Workspace には設定できません)。使った実績に応じて、組織全体の上限の段階(usage tier)も上がっていきます。段階ごとにも月の上限があり、自分で決める上限はそれより高くはできません(レッスン12でもふれます)。

使った量を見る

Console には、使った量と費用を見る画面があります。ときどき開いて、思ったより使っていないか、身に覚えのない使われ方がないかを確かめましょう。

画面見られること
API 使用状況(Usage。platform.claude.com/usage)モデル・日時・APIキーごとの使用量、入力と出力のトークン数
コストと支出(Cost。platform.claude.com/cost)モデル別・全体の費用、月ごと・日ごとの内訳
どちらも CSV で書き出せます。API の答えにも、使ったトークン数(usage)が付いて返ってきます。
よくある勘違い

「自動チャージにしておけば安心」とはかぎりません

残高が減ったら自動で買い足す設定だけにする
キーが漏れたとき、自動チャージは大きな請求につながることがあると、公式ヘルプも注意しています
先に月の上限(支出上限)を決める
上限に届くとエラーで止まるので、思わぬ使いすぎを防げます

やってみよう

  1. 公式の料金ページ(下のリンク)を開き、モデルごとに入力と出力の単価がちがうことを見ます
  2. Console の「請求」(Billing。platform.claude.com/settings/billing)を開き、「支出上限」(Spend limits)の「制限を調整」で月の上限を決めます。「メール通知」で、決めた額に届いたときの知らせも設定できます
  3. 必要なら「クレジットを購入」(Buy credits)でクレジットを買います(Max・Team なら、先に毎月の API クレジットが使われます)
  4. API を使ったあと、左のメニューの「支出」にある「API 使用状況」(Usage。platform.claude.com/usage)と「コストと支出」(Cost。platform.claude.com/cost)で、使った量と費用を見ます
使ったトークン数を表示してもらう依頼文(Claude Code に)このプログラムで API を呼び出したあと、返ってきた usage の input_tokens と output_tokens を画面に表示するようにして。APIキーはコードに書かないで

確認問題

Q1. API の呼び出しが失敗しました。料金はかかる?
Q2. 自分で決めた月の上限(支出上限)に届くと、どうなる?
今日の練習

公式の料金ページで、いちばん安いモデルといちばん高いモデルの「出力」の単価を見くらべてみましょう。数字はメモせず、「何倍くらいちがうか」だけ覚えておきます。

この記事の用語

コース6 API編の目次

  1. 1APIとは?アプリ版との違い
  2. 2APIキーの作り方と守り方
  3. 3料金の考え方と、使いすぎを防ぐ上限設定
  4. 4はじめての呼び出し
  5. 5全体像
  6. 6データを集める
  7. 7Claude に文章を書かせる
  8. 8記事ファイルにしてサイトに載せる
  9. 9毎週自動で動かす
  10. 10公開前のチェック
  11. 11メール配信とつなぐ
  12. 12料金と、失敗したときの備え
  13. 13実例:週次レポートの裏側