Claude Code のサブエージェントの使い分け|調べものを任せて会話をすっきり

コース3 設定編 7 / 8・読む時間 約8分・最終確認日

このレッスンの要点

  • サブエージェントは、別の作業台で調べものなどをして、結果の要約だけを返してくれる助手です
  • 出力が多い作業(長い調べもの・テスト・ログ読み)を任せると、メインの会話がすっきりします
  • 自分用は .claude/agents/ か ~/.claude/agents/ に Markdown で作れます。Claude に頼んで作ってもらうのがかんたんです

サブエージェントとは

は、Claude Code が作業の一部を任せる助手です。助手は自分専用の作業台()で調べものなどをして、終わったら結果の要約だけをメインの会話に返します。

長い調べものをメインの会話でやると、読んだファイルや出力で作業台がいっぱいになります。助手に任せれば、メインの会話はすっきりしたまま進められます。

メインの会話
「ページの構成を調べて」→ 要約だけ受けとる
サブエージェント Aファイルを20個読む
サブエージェント Bテストの長い出力を読む
細かい作業は助手の作業台で。メインに戻ってくるのは要約だけです。

コードを探す「Explore」や、計画のための下調べをする「Plan」などは、はじめから用意されていて、Claude が必要なときに自分で使います。

頼み方

いちばんかんたんなのは、頼む文に「サブエージェントを使って」と入れることです。公式も「use subagents to investigate X(サブエージェントで X を調べて)」のように研究を任せる方法をすすめています。

Claude Code
サブエージェントを使って、このフォルダのページを調べて、どんなページがあるか要約して
サブエージェントに調べてもらいました。ページは3つです。…
page-checker のサブエージェントで、トップページを点検して
名前を出して頼めば、そのサブエージェントが使われます。

いくつかのことを同時に調べてもらうこともできます。ただし、たくさんのサブエージェントがくわしい結果を返すと、メインの作業台もそれなりに使います。

自分用のサブエージェントを作る

自分用のサブエージェントは、Markdown(# や - で見出しや箇条書きを書く、ふつうの文章のファイル)のファイル1つです。このプロジェクトだけで使うなら .claude/agents/、全部のプロジェクトで使うなら ~/.claude/agents/ に置きます。いちばんかんたんなのは、Claude に「こういうサブエージェントを作って」と頼むことです(/agents と打っても、Claude に頼むかファイルを直接直すよう案内が出ます)。

項目書くこと
name(必須)呼び名。page-checker のように、英小文字とハイフンで書くのがふつう
description(必須)何をする係で、いつ任せるか。Claude はこれを見て使うかを決める
tools使ってよい道具。書かなければ全部。読むだけなら Read, Grep, Glob
model使うモデル(sonnet など)
上の項目のあとに、助手への指示を日本語で書きます(形は下の「やってみよう」)。

プロジェクトの .claude/agents/ に置いたものは、リポジトリに入れればチームでも使えます。

メインの会話との使い分け

公式ドキュメントは、どちらが向いているかを次のように整理しています。

サブエージェントに任せる
・出力がとても多い(テスト、ログ、たくさんのファイル)
・使う道具をしぼりたい(読むだけ、など)
・作業がひとまとまりで、要約で足りる
メインの会話でやる
・何度もやりとりしながら進める
・前の段階の話をそのまま使う
・すぐ終わる小さな変更
「要約で足りるか」が、任せるかどうかの目安です。
よくある勘違い

「何でもサブエージェントに任せたほうが速い」わけではありません

小さな直しまで、全部任せる
やりとりが多い作業や、すぐ終わる小さな変更は、メインの会話のほうが向いています
出力が多くて、要約で足りる作業を任せる
サブエージェントの使用量も、メインの会話と同じ上限から引かれます

やってみよう

  1. 練習用のフォルダで claude を起動し、「サブエージェントを使って、このフォルダの中のページを調べて、どんなページがあるか要約して」と頼みます
  2. Claude がサブエージェントを使い、要約だけが返ってくるのを見ます
  3. 下の依頼文で、自分用のサブエージェントを作ってもらいます
  4. できたファイル(.claude/agents/page-checker.md)を開いて、中身を読みます
  5. 「page-checker のサブエージェントで、トップページを点検して」と頼みます
サブエージェントを作ってもらう依頼文このプロジェクトの .claude/agents/ に、page-checker というサブエージェントを作って。Webページのファイルを読んで、読みにくい文、代わりの文章(alt)がない画像を見つけて報告する係。ファイルは読むだけで、書きかえない設定にして
できあがるファイルの例(.claude/agents/page-checker.md)--- name: page-checker description: 作ったWebページを読んで、読みにくい文や、代わりの文章(alt)がない画像を見つけて報告する。ページを作ったり直したりしたあとに使う tools: Read, Grep, Glob model: sonnet --- あなたは Web ページの点検係です。ページのファイルを読み、読みにくい文と、alt のない画像を見つけて、場所と直し方を短く報告してください。ファイルは書きかえないでください。

確認問題

Q1. 自分用のサブエージェントのファイルで、必ず書く項目はどれ?
Q2. サブエージェントに任せると、使用量はどうなる?
今日の練習

普段の作業で「長い調べもの」や「たくさん出力が出る作業」を1つ思い出して、サブエージェントに任せる頼み方を1文で書いてみましょう。

この記事の用語

コース3 設定編の目次

  1. 1設定ファイル(settings.json)の基本
  2. 2許可ルールを決めて確認を減らす
  3. 3CLAUDE.md の育て方
  4. 4自分用のコマンド・スキルを作る
  5. 5フックで自動チェック
  6. 6MCP で外部サービスとつなぐ
  7. 7サブエージェントの使い分け
  8. 8Git と GitHub で変更を守る