CLAUDE.md の育て方|足すタイミング・削り方・長くなったときの分け方

コース3 設定編 3 / 8・読む時間 約9分・最終確認日

このレッスンの要点

  • 足すのは「同じまちがいが2回目」「同じ説明をもう一度した」とき。「これを CLAUDE.md に追加して」と頼めます
  • 具体的に、短く(1ファイル200行以下が目安)。各行を「消したら Claude がまちがえる?」で見直します
  • 長くなったら分けます。一部のファイル向けは .claude/rules/、手順はスキル、必ず実行したいことはフックへ

足すタイミング

(作り方はコース2のレッスン4)は、最初に完璧に書くものではなく、使いながら育てるメモです。公式ドキュメントは、次のようなときに足すようすすめています。

1Claude が同じまちがいを2回した
2前と同じ説明や直しを、また打っている
3新しく来た人にも、同じことを伝える必要がある
「2回目」が合図。そのときに1行だけ足します。

足すときは、Claude に「これを CLAUDE.md に追加して」と頼めます。「これを覚えて」と頼んだときは、Claude が自分で書く「自動メモリ」のほうに保存されます。CLAUDE.md は自分が書くルール、自動メモリは Claude が覚えたこと、と分けて考えましょう。

具体的に、短く、ときどき削る

長い CLAUDE.md は、作業台()を多く使い、かえって守られにくくなります。1つのファイルは200行以下が目安です。関係のある指示は見出しと箇条書きでまとめ、食いちがう指示は消します。

ぼんやりした書き方具体的な書き方
コードを適切に整える字下げは空白2つにする
変更をテストするコミットの前に npm test を実行する
ファイルを整理しておくAPI の処理は src/api/handlers/ に置く
確かめられるくらい具体的に。公式ドキュメントの言いかえの例です。

見直すときは、1行ずつ「これを消したら、Claude はまちがえる?」と考えます。まちがえないなら消します。コードを読めばわかること、Claude がもう知っている当たり前のこと、すぐ変わる情報は書かなくて大丈夫です。

長くなったら、分ける

CLAUDE.md が長くなってきたら、中身に合わせて別の場所に分けます。

こんな内容分ける先
一部のファイルにだけ関係するルール.claude/rules/ に、paths をつけて(そのファイルを触るときだけ読まれる。** はどの深さのフォルダでも、* はどんな名前でも、という意味)
何段階もある手順・たまにしか使わない手順(レッスン4。使うときだけ読まれる)
毎回かならず実行したいこと(レッスン5)
自分だけの、このプロジェクトのメモCLAUDE.local.md(自分で に足して、Git の記録に入れない)
「いつも読む」は CLAUDE.md、「ときどき読む」はルールやスキル、「必ずやる」はフック。

@docs/git-instructions.md のように書くと、ほかのファイルを読みこませることもできます。ただし、読みこんだファイルも起動のときに読まれるので、作業台の節約にはなりません。

見直しに使うコマンド

CLAUDE.md を育てるときに便利なコマンドがあります。

コマンドすること
/memoryCLAUDE.md などの置き場所の一覧を出し、開いて直す(まだないファイルの欄も出る)。自動メモリのオン・オフも
/initCLAUDE.md がまだなければ下書きを作る。あれば、上書きせずに改善の案を出す
/doctor prompt-audit古い指示や、食いちがう指示を探して、直し方の案を出す(頼むまでファイルは変えない)
/context作業台の使われ方を見る。Memory files に読みこまれたメモが出る
公式も、CLAUDE.md は定期的に見直して、古い指示や食いちがう指示を消すようすすめています。
よくある勘違い

「大事なことは、全部 IMPORTANT と強調する」とうまくいくわけではありません

どの行にも強調をつける
たくさんの行を強調すると、どれも目立たなくなります
強調は、守られない1行だけに
何度もとばされる指示があるときだけ、その行に「IMPORTANT」などを足します

やってみよう

  1. 練習用のフォルダで claude を起動し、/memory を開いて、CLAUDE.md の置き場所の一覧を見ます(読みこまれたかは /context の Memory files で確かめられます)
  2. 最近2回以上言ったお願いを1つ選び、「これを CLAUDE.md に追加して:〜」と頼みます
  3. CLAUDE.md を開いて、1行ずつ「消したら Claude がまちがえる?」と考え、いらない行を消してもらいます
  4. 一部のファイルにだけ関係するルールがあれば、下の例のように .claude/rules/ に分けてもらいます
CLAUDE.md に足してもらう頼み方これを CLAUDE.md に追加して:画像には必ず代わりの文章(alt)をつける
一部のファイルにだけ効くルールの例(.claude/rules/pages.md)--- paths: - "src/pages/**/*.astro" --- # ページを作るときのルール - 見出しの h1 は1ページに1つだけにする - 画像には必ず alt をつける

確認問題

Q1. Claude に「これを覚えて」と頼むと、どこに保存されますか?
Q2. 一部のフォルダのファイルを触るときだけ読んでほしいルールは、どこに書く?
今日の練習

いまの CLAUDE.md を開いて、「消しても Claude がまちがえない行」を1つ見つけて消してみましょう。

この記事の用語

コース3 設定編の目次

  1. 1設定ファイル(settings.json)の基本
  2. 2許可ルールを決めて確認を減らす
  3. 3CLAUDE.md の育て方
  4. 4自分用のコマンド・スキルを作る
  5. 5フックで自動チェック
  6. 6MCP で外部サービスとつなぐ
  7. 7サブエージェントの使い分け
  8. 8Git と GitHub で変更を守る