審査に出して配信する|スクリーンショット・説明・App Privacy・プライバシーポリシーの用意から App Store まで

コース5 iPhoneアプリ編 6 / 6・読む時間 約10分・最終確認日

このレッスンの要点

  • 審査の前に、スクリーンショット・説明・キーワード・サポート URL・年齢区分・価格などを App Store Connect に入れます
  • App Privacy の質問に答え、プライバシーポリシーの URL を入れます。ポリシーへのリンクはアプリの中にも置きます
  • ビルドを選んで「Add for Review」→「Submit for Review」。通ったら、すぐ出すか自分で出すかを選んで配信します

App Store に出す情報を用意する

審査に出す前に、App Store のページに出る情報を に入れます。TestFlight(レッスン5)で使ったのと同じアプリに入れます。スクリーンショット・説明・キーワード・サポート URL・著作権・審査用の情報は版のページに、年齢区分は App Information に入れます。価格と配信地域、プライバシー(App Privacy)は、それぞれ別のページで入れます。

項目中身
スクリーンショットアプリを使っているところ。少なくとも1枚(必要な画面の大きさは仕様のページで)
説明・キーワード何ができるアプリか。キーワードにほかのアプリや会社の名前は入れない
サポート URL使う人が問い合わせできるページ
著作権権利を持つ人や組織と、その年
年齢区分質問に答えると決まる。決まっていないと App Store に出せない
価格と配信地域無料か有料か。どの国や地域で出すか
審査用の情報審査の人からの連絡先。ログインがあるアプリはデモのアカウント
説明の下書きは Claude Code と一緒に作れます。「実際にある機能だけ」と伝えるのが大事です。(イラスト)

スクリーンショットは、タイトルの画面やログインの画面だけでなく、アプリを使っているところを見せるよう審査ガイドラインに書かれています。サポート URL の先には、法律で求められる場合に連絡先がわかるようにしておく必要があります。

プライバシーの情報を答える

App Store のアプリのページには、そのアプリがどんなデータを集めるかが表示されます。App Store Connect の App Privacy の欄で、質問に答えて決めます。

端末の外に送らないアプリ
「データを集めない」と答えられる場合があります。SwiftData で端末の中だけに保存するアプリ(レッスン4)はこちらに近い
外に送るものがあるアプリ
広告や分析の部品も含めて、送るデータの種類と使い道を1つずつ答えます
Apple の説明では、「収集」はデータを端末の外に送って、あとから見られるようにすること。

自分で書いたコードだけでなく、アプリに入れたほかの会社の部品(広告・分析など)が送るデータも答えます。答える前に、Claude Code にコード全体を見てもらい、外に送っているところがないかを一覧にしてもらうと安心です。

プライバシーポリシーの URL は、すべてのアプリに必要です。App Privacy の欄で入れます。審査ガイドラインでは、アプリの中のわかりやすい場所にもポリシーへのリンクを置くよう求めています。ポリシーは、コース4で作った自分のサイトに置くこともできます。

審査に出す

情報がそろったら、審査(App Review)に出します。出す前に、審査ガイドラインの「Before You Submit」の一覧を読んでおきます。

1版のページで、出すビルドを選ぶ
2右上の Add for Review
3Submit for Review
4Waiting for Review → In Review
問題が見つかると、App Store Connect のアプリのページの上に知らせが出ます。そこから Apple のメッセージを読んで、直すか返事をします。(イラスト)

ガイドラインには、仮の文や空のページを残さないこと、実機で不具合を確かめること、Web サイトをまとめただけのアプリにしないことなどが書かれています。見本のデータや「あとで書く」のような文が残っていないか、Claude Code に探してもらってから出すと安心です。

配信のタイミングを選ぶ

審査に通ったあと、いつ App Store に出すかは、版ごとに選べます。

選び方どうなるか
自動で出す審査に通ったら出る
日時を決めて自動で出す審査に通っても、決めた日時より前には出ない
自分で出す通ったあと、Release This Version を押したら出る
はじめての配信は「自分で出す」にしておくと、出す前に落ち着いて確かめられます。(イラスト)

まだ申告していなければ、新しいアプリを出すときに、EU の法律(デジタルサービス法)にもとづく「トレーダーかどうか」の申告も求められます。トレーダーとして EU で配信すると、住所・電話番号・メールアドレスが EU の App Store のアプリのページに表示されます。EU で配信しない場合も、この申告は必要です。トレーダーにあたるかどうかは公式のヘルプを読んで、自分で判断します。

配信地域は、審査に出す前に「すべての国や地域」か「選んだ国や地域」かを決めます。EU で配信するかどうかも、このときに一緒に考えておきます。

配信したあとも、直したい点が出てきたら、Claude Code で直して、版の番号を上げ、TestFlight で試してから、また審査に出します。この流れのくり返しで、アプリを育てていきます。

よくある勘違い

「端末に保存するだけのアプリなら、プライバシーポリシーはいらない」わけではありません

データを集めないから、ポリシーは用意しない
プライバシーポリシーの URL は、すべてのアプリに必要です
集めないなら「集めない」と書いたポリシーを用意する
App Store Connect に URL を入れ、アプリの中からも開けるようにします

やってみよう

  1. 審査ガイドラインの「Before You Submit」の一覧を読み、自分のアプリで1つずつ確かめます
  2. シミュレーターや iPhone でスクリーンショットを撮り、説明・キーワードを下の依頼文で Claude Code と一緒に作ります
  3. プライバシーポリシーとサポートのページを用意し、アプリの中にもポリシーへのリンクを置きます
  4. App Store Connect で App Privacy の質問に答え、年齢区分・価格と配信地域を入れます
  5. 版のページでビルドを選び、Add for Review → Submit for Review で審査に出します
App Store の説明を一緒に考えてもらう依頼文(Claude Code に)このアプリの App Store の説明文を考えて。CLAUDE.md とコードを読んで、実際にある機能だけを書いて(ない機能や、言い切れない効果は書かないで)。だれのためのアプリか → できること3つ → データは端末の中だけに保存すること、の順に、やさしい日本語で。キーワードの案も10個出して。ほかのアプリや会社の名前は入れないで
App Privacy の答えを確かめてもらう依頼文(Claude Code に)App Store の App Privacy の質問に答える前の確認をして。このアプリのコードと、入れている外部のライブラリを全部見て、端末の外にデータを送っているところがあるかを一覧にして。送っていれば、何を・どこに・何のために送っているかも。まだ何も変えないで

確認問題

Q1. 審査に出すときに、プライバシーポリシーについて必要なことは?
Q2. 審査に通ったら、すぐ App Store に出したくない。どうする?
今日の練習

自分のアプリのスクリーンショットを1枚撮って、「この1枚で、何ができるアプリか伝わるか」を見直してみましょう。

この記事の用語

コース5 iPhoneアプリ編の目次

  1. 1iPhoneアプリができるまでの全体図
  2. 2Xcode と SwiftUI のはじめ方
  3. 3画面を作る
  4. 4データを保存する
  5. 5TestFlight で試してもらう
  6. 6審査に出して配信する